シルガード9はヒトパピローマウイルスの6、11、16、18、31、33、45、52、58型の9つに型に対応したワクチンです。
子宮頸癌の原因のほとんどがこのヒトパピローマウイルスによるものであることを考慮すると、このウイルスに感染しないことが唯一の予防手段と言えます。
予防接種なしでこのウイルスの性感染を予防できることは難しく、アメリカでは88%の方が感染すると言われております。
予防接種によってヒトパピローマウイルスの約9割を防ぐことが可能となります。
(子宮頸癌になられる方は、毎年約11000人おられます。うち2900人の方が亡くなります。感染者のピークは30歳代、40歳代前半です。)
予防接種の対象は小学校6年生~高校1年生、およびキャッチアップ対象者(平成9年4月2日~平成19年4月1日の間に生まれた方)です。
基本は3回接種(2か月、4か月間隔)ですが、15歳未満の方は2回接種(6か月間隔 おすすめは1年ほどあけて)も可能です。
キャッチアップ世代の無料接種は今年度の3月(2025年3月)までに1回目を接種する必要があります。(1回でも3月末まで接種できていれば、1年間無料接種期間が延長されます)尚、2025年4月以降自費での接種では1回3万円、3回で9万円必要になります。