なかや小児科の中矢雅治と申します。
これまで大阪市立総合医療センターや大阪市立大学附属病院でNICUの赤ちゃんや小児がんの子供たちを診察しておりました。
2017年9月より生駒市で小児科を開院させていただき、現在はアレルギーと発達相談を中心に診察させていただいております。
アレルギーやアトピーに関する考え方もここ5年ほどで大きく変わりました。食物アレルギーでは小さいころから皮膚をきれいに保ち、経皮感作(皮膚から原因物質が入り込んで食物アレルギーを発症すること)を防ぐこと、離乳食を遅らせすぎない事が大切と分かっています。
アトピー性皮膚炎ではプロアクティブ療法(かゆいときだけステロイドを使用するのではなくて、お風呂に入っても何をしてもかゆくない状態を維持するためにきれいになってからもある程度ステロイドを使用する方法)でしっかりとかゆくない状態を数年間維持することの重要性が説かれています。
また風邪や胃腸炎などのウイルス性疾患での抗生剤の使用は、効果がないだけでなく、腸内細菌叢のバランスが崩れ、下痢を引き起こしたり、食物アレルギーを引き起こす原因となります。また薬が効きにくくなる耐性菌が発生しやすくなることも知られております。当院では抗生剤の使用は必要最小限にしております。
予防接種に関しても極力痛みが少なくなるよう、意識を逸らしたり痛みが感じにくいように打っております。舌圧子(のどを見る棒)もできるだけ使わないなど、こどもが怖がらずに来れるクリニックを目指しております。
また発達相談に関しては、言葉がでない、発達がゆっくりな気がする、学校に行くのがしんどい、すぐに手がでてしまうなどは発達特性が関与している場合もあります。気になることがあればご相談ください。
スタッフ一同、皆様に信頼されるよう努力をしてまいりますので、今後ともよろしくお願いします。
院 長
中矢 雅治(なかや まさはる)
[ 役職・資格・所属学会]- 小児科専門医
- 医学博士
- 難病指定医
- 小児慢性特定疾病指定医
- 日本小児アレルギー学会
- 日本小児科学会
- 日本小児外来学会
- 日本小児心身医学会
学 歴
2000年 | 東大寺学園高等学校卒業 |
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2006年 | 大阪市立大学医学部卒業 |
2017年 | 大阪市立大学大学院医学研究科 博士課程修了 |
職 歴
- 八尾市立病院
- PL病院
- 長野県立こども病院
- 大阪市立総合医療センター
- 大阪市立大学医学部附属病院
- 2017年9月なかや小児科開設