アメリカ疾病対策センター(CDC)では妊婦さんのコロナワクチン接種を強く推奨する声明を出しています。日本においても妊婦さんは時期を問わずにコロナワクチンを接種することを推奨しております。また、妊婦さんの感染経路は8割が夫またはパートナーの方からです。妊婦さんの夫の方やパートナーの方もワクチンを接種されることを推奨しております。
推奨の理由
① 妊娠後期にCOVID-19に感染すると重症化しやすいとされていること
② 副反応に関しては妊婦さんと一般の人との差がないこと。妊娠中であっても頭痛や発熱時にもアセトアミノフェンは内服できること。早めの投与がおすすめです。
③ ワクチンの副反応の有無にかかわらず、妊娠の異常(早産、流産、その他)の頻度はワクチンを打たなかった妊婦と同じであること
④ 全国的な流行が収まる気配はなく、妊婦さんが重症化したときに受け入れる施設がかなり限られることになること。
妊娠初期でも接種が可能になったことが大きな変更点です。尚、2回接種が完了しても感染予防策(マスク、手洗い、密を避ける)は継続してください。