日本での子供たちの新型コロナウイルス(COVID-19 )の死亡率は0%です。世界ではどうか。

世界では0‐9歳で0.0026%です。

インフルエンザでは0‐4歳で0.0073%、5‐9歳で0.0028%ですから少なくとも子どもに関しては季節性インフルエンザとあまり変わらないといえます。

実はコロナウイルスはもともと風邪のウイルスとして4種類知られおり、それぞれもかつて初めは新型コロナウイルスでした。

それが一般的な風邪のウイルスとして定着したものなのです。

 

他のウイルスでも免疫のない人の間で流行したとき(初めて上陸したとき)は重症化しやすい人が多くなることもわかっています。通常の季節性インフルエンザでも一度も流行がなかったマダガスカル島で初めて流行したときは致死率2%とかなり高い致死率でした。初めてフィジー島で麻疹が拡大したときは致死率40%にもなりました。特に致死率が高いのは高齢者でした。

 

風邪のコロナウイルスも初めて流行したときは新型ですから今よりはかなり重症化しやすかったはずです。ただし当時の人口は重症化しやすい65歳以上の高齢者が圧倒的に少なかったために死亡数としては多くならなかったと考えられます。

今回の新型コロナウイルスも年月がたつと最終的に風邪のウイルスとして定着する可能性は高いと思われます。(運が良ければSARSのように消滅することもあります)

COVID-19が重症化しやすいのは①人類が初めて出会った風邪のウイルスであること ②現代は高齢者が多くなったこと

どちらも宿主(人)の問題なのです。数年たつと普通の風邪のウイルスとなる可能性が高いでしょう。

高齢者の方がかかると重症化しやすいことは確かですので、手洗いや涼しい室内で密集するときのマスクは大切です。